一本の苗木を大切に育てたい

「あんさんぶる荻窪」を守りたい

あんさんぶる荻窪移転先の説明会

5月22日(金)PM7:00~8:30
天沼小学校センターコートにて
(仮称)天沼三丁目複合施設(複合施設棟)説明会
*あんさんぶる荻窪を廃止し、機能(荻窪北児童館以外)を移転する受け皿としての複合施設の説明会です。
皆さん、どうぞご参加ください。

あんさんぶる荻窪についての公開質問状(追加回答)

お二人の回答を追加します。
「回答のなかった立候補予定者」からお二人の名前を削除します。

★金子けんたろう(共産)
Q1:はい
Q2:反対
近隣住民への事前周知がないこと。そもそも住民が望んでいない計画であること。
Q3:ある
会議、ボランティア保険の申請、ビオトープ、説明会、環境学
Q4:反対
Q5:荻窪税務署と「あんさんぶる」を交換し、特養ホームを整備することに対し、住民の方から疑問の声が多数上がっています。住民の皆さんが作り上げた貴重な区民施設の機能が消滅されること、区民サービスが後退すること、区長のトップダウン姿勢など問題です。こうした計画については一旦白紙にするべきです。
★北島邦彦(革新)
Q1.はい 知っています。
Q2.反対 絶対反対です。
Q3.ある 頻繁に利用させてもらっています。
Q4.反対 絶対反対です。
Q5.財産交換について、その必要性はまったくないと考えます。特別養護老人ホーム建設が云々されていますが、そのために荻窪北児童館が廃止されるなど、決して容認できるものではありません。住民を分断する許しがたい行政です。児童館を含むあんさんぶる荻窪は、地域の労働者市民の地域的団結の拠点施設です。断固守っていきましょう!
 

あんさんぶる荻窪の財産交換についての公開質問状

住民自治を進める会では、「あんさんぶる荻窪」の財産交換について、4月26日に行なわれる杉並区議会議員候補の皆様に公開質問状をお送りし、いただいたご回答をまとめました。
情報未公開の3名を除き、68名に送付した結果、29名から回答、2名は未着、37名回答無し。
ご回答くださった皆様、選挙の準備にお忙しい中、本当に有難うございました。
 
<質問要旨は次の通りです>
Q1「あんさんぶる荻窪」と荻窪税務署との交換を知っていたか? 
Q2 交換に賛成か? 
Q3 「あんさんぶる荻窪」を利用したことがあるか? 
Q4 「あんさんぶる荻窪」2階の荻窪北児童館の廃止をどう思うか? 
Q5 財産交換に対する自由意見
 <回答>(順不同・敬称略)
★末永しんいちろう(無)
Q1:いいえ
Q2:反対  本施設は築後10年余りで建築上の構造問題がある訳でもなく、老朽化もしていなく、かつあらゆる世代(児童館利用の子どもたちなど)の区民活動の拠点であるにも関わらず、代替施設への移転、新築は税の無駄遣いである。また、当初から代替用地も示していないのに到底多くの区民が何得できるものとは考えにくい。
Q3:ない
Q4 :反対
Q5:用途変更して税務署にするなんて本末転倒の議論。税務署は国が建て替えればいい。あんさんぶる荻窪はまだまだ数十年区民の自由に利用できる交流空間であることを切望します。
★田代さとし(無)
Q1:はい
Q2:反対  福祉事務所や児童館などを立て直すのは無駄なので。
Q3:ある  所属団体の会合
Q4:反対
Q5:
★富田たく(共産)
Q1:はい
Q2:反対  そもそも杉並区立施設再編整備計画に反対です。区立施設、福祉施設を削り550億円もの大規模な税金の溜め込みを行う区長の方針は、財政負担軽減でもなく、少子高齢化への対策にもなりません。駅周辺へ施設を集中させるコト自体、杉並の住環境を破壊してしまいます。あんさんぶる荻窪については、再編整備計画の目玉として区長がトップダウンで方針決定したもの。住民との話し合いで作られたあんさんぶる荻窪を、住民の声を無視して財産交換に出すなんて、以ての外です。
Q3:ある  福島の子ども保養プロジェクト、大気汚染連絡会など市民団体の企画で利用しております。また、ボランティアセンターのボランティア登録や福祉事務所などでも利用しています。
Q4:反対   児童館は小中学生の放課後の居場所だけでなく、乳幼児を抱えた世帯への子育て支援として重要な施設です。少子高齢化を食い止めるために必要な施設です。維持拡充が求められる施設なのに廃止するなんて社会に逆行しています。
Q5: あんさんぶる荻窪だけでなく区内の施設が削減の対象になっているコトが大きな問題です。パブリックコメントでは7割の方々が反対もしくは疑問としては意見をあげているのに、区長は『パブコメに意見をあげるのは反対の人がほとんどでパブコメに意見しない大多数の区民がこの計画に賛成している』としては区民の声を無視しています。あんさんぶる荻窪を含む福祉施設の削減計画の白紙撤回に向けて、全力を尽くしてまいります。
★松尾ゆり(無)
Q1:はい
Q2:反対  (1)区が交換の理由としている「特別養護老人ホームの建設」は、あんさんぶると交換しなくても国有地を購入するか借りれば可能です。(2)交換をやめれば、あんさんぶる荻窪の代替施設を建てる必要がなく予算の節約になります。(3)あんさんぶる荻窪は駅から近く、便利な施設です。手放すのはもったいないです。
Q3:ある  住民団体の会議やロッカーなどの利用、講座・おまつりへの参加、福祉事務所・社協・消費者センターでの相談
Q4:反対
Q5:「あんさんぶる荻窪」は区民参加でつくられ、特に荻窪北児童館は地域の方の思いのこもった施設だと思います。ところが、区役所は廃止すると決めたのに、地域の町会や利用者に対して説明会を行っておらず、多くの区民は知らないままです。区は説明責任を果たすべきです。
★奥山たえこ(無)
Q1:はい
Q2:反対(理由 あんさんぶる荻窪は、杉並の住民運動の結晶・象徴です。「複合施設をつくる会」をつくり、役所職員とも、綿密な話し合いを重ね作り上げた背景があります)
Q3:ある  団体登録のポスト、環境団体のフリーマーケット・店、集会(主催・参加含む)児童館の工作室など利用は数知れず。福祉事務所には福祉同行で何度も=ただし口利きはしない。成年後見センターの講座受講
Q4:反対  この地域は近隣に子どもが遊べる公園がなく、そのために天井を高くするなど、工夫をこらしたつくりとなっています。
Q5:本来、特養ホームと児童館などは、バーターにすべきものではありません。しかし特養ホームの緊急必要性は痛いほど分かっている故、苦しい立場におかれています(これまでの移設関連議案は、反対してきました)。 そもそも、区のトップダウンのあり方に、憤りを感じています。財産交換のやり取りについて情報公開請求しましたが、ろくな資料を出してこない=保存していない。公開以前の問題です。
説明会も、160回やりましたと、議会答弁していますが、その内実は、ほとんどが、町会へのご説明にすぎません。杉並の住民自治が問われていると思います。
★生田なおふみ(無)
Q1:はい
Q2:反対  区民に対する周知不足、殊に荻窪北児童館及び桃井第二小学校に関する点の説明、理解を区民から得られてないから。
Q3:ない
Q4:反対
Q5:仮に財産交換を実施する場合、議論・検討すべき点が多数あるにもかかわらず、区民の声を無視した行政対応に甚だ憤りを感じる。特に桃井第二小学校を改築するため荻窪北児童館を移設するといった利用実態を無視した施設再編計画に対しては断固反対の立場を取り、議会で取り上げるよう努めます。
★川野たかあき(無)
Q1:はい
Q2:反対  現在、あんさんぶる内にある各施設、たとえば児童館の代替案がキチンと定められていない。区民のニーズを無視している。
Q3:ある
Q4:反対
Q5:また、代替えされたとしても、あの場所にあるから助かっているという区民も多い。どっか遠くにやられては、近くの子どもは通えない。そもそも、あんさんぶるは、区と区民の話し合いで今のカタチになっている。区民の声を聞くべき。
★松本浩一(生活)
Q1:はい
Q2:反対  住民の皆様の利便性、資産効果等を勘案して、反対致します。
Q3:ある  前衆議院議員やジャーナリストをお呼びして『メディアについての勉強会』などを主催して行なうなど。
Q4:反対
Q5:あんさんぶる荻窪の問題は、この交換だけでなく、天沼3丁目の開発や桃井第二小学校などの建て替等、複合的な問題で、施設再編の一部として考える必要があると考えています。私は、既存施設を利用して(必要なものは造る必要があると思っていますが)財政面に資する再編が必要であると考えています。
★太田哲二(民主)
Q1:はい
Q2:賛成  面積が広い
Q3:ある  各種会議、セミナー
Q4:やむをえない
Q5:児童館については別途考えます。
★くすやま美紀(共産)
Q1:はい
Q2:反対  あんさんぶる荻窪は住民参画でつくられたコミュニティ施設。駅から至近で便利。地域のネットワーク、児童館もあり子育ての拠点でもある。税務署を駅近に持ってくる必要はない。税務署跡地に複合施設(あんさんぶるに代わる)を建てるのは税金のムダづかい。児童館をなくし、学童を桃二に移すのはムリがあるのでは。
Q3:ある  第1,2,3教室。学習会・映画会など。フリースペースでちょっとした話し合い
Q4:反対
Q5:特養ホームを建てるなら税務署国家公務員宿舎跡地を定期借地で、建設すればよい。大規模でなくても建築可能。又、旧若杉小等も特養にするなどで対応する。「荻窪北児童館は現在のままにして欲しい」という声は多い。とにかく、住民の声を無視してトップダウンで進める田中区長は許せない。議会も軽視している。
★原田あきら(共産)
Q1:はい
Q2:反対  区民の声を集めてつくられた画期的な区立施設であり、金銭的な価値以上に杉並の住宅都市とブランド力を高めている。大規模特養が必要だと区は財産交換を正当化しているが、宿舎跡地の3000㎡があれば十分つくれたし、むしろつくるのに5年以上かかるため、喫緊の課題に対応できていない。
Q3:ある  数え切れない。あそこにある全ての施設を使った。
Q4:反対
Q5:区のいう全ての論拠はくずれている。このような思いつきのデタラメな計画にいささかでも賛同する議員は恥を知るべきだ!
★そね文子(杉ネ)
Q1:はい
Q2:(選択無し)今回の情報の出し方、説明会のあり方、住民の声を聞かない進め方に納得できない思いでいます。
Q3:ある  学習会 講演会 会議
Q4:(選択無し)子どもの居場所や遊ぶ場として、児童館は大切な施設で廃止するなら、その機能を保障する代替施設が必要です。
Q5:「あんさんぶる荻窪」をつくる時に「複合施設をつくる会」が結成され、声を集めて提案してきたとうかがっています。今後の区の財政計画や予算 施設再編整備の全体像を早い段階で示し、住民も必要なことを学んだ上で 計画を作ることに参加するしくみがあればいいと思います。 自治基本条例を実のあるものにすることに取組んでいきたいと思っています。
★奥田雅子(杉ネ)
Q1:はい
Q2:(選択無し)今回の情報の出し方、説明会のもち方は住民不在としか思えません。賛成・反対以前の問題だと思います。
Q3:ある  学習会 講演会 会議
Q4:(選択無し)子どもの居場所や遊び場として児童館は大切な施設です。廃止するのであればその機能を保証する代替施設の提示が必要です。
Q5:「あんさんぶる荻窪」をつくる時に、「複合施設をつくる会」が結成されて、声を積みあげて提案したことを知っています。交換することをもっと早く利用者に知らせ、説明していくことが必要でした。手順の悪さと住民無視は、自治基本条例を持つ区として疑問です。
★新城せつこ(無)
Q1:はい
Q2:賛成  特養ホーム入所の相談を多く受け入所困難な厳しい現実を見てきました。その為に区内に、特養は必要です。但し、等価交換とは言えないことを具体的に問題にし、児童館を残すよう求めています。
Q3:ある  学習会、くらし・法律相談等
Q4:反対
Q5:区内の建物や土地の売買価格を具体的に示し、あんさんぶる荻窪の建物・土地の評価額が低いことを指摘し、等価交換ではないことを問題にして来ました。荻窪周辺に子どもの遊ぶ公園や場所がないことからも、児童館スペースを残すよう強く求めています。
★上保まさたけ(共産)
Q1:はい
Q2:反対  あんさんぶる荻窪は、地域の大切なコミュニティ施設であると同時に区民の財産です。区長の独断での財産交換は許されません。
Q3:ある  会議、学習会
Q4:反対
Q5:私達の党としては、財産交換は絶対反対です。加えて、区は、区民と話し合いの場を持つべきだと思います。
★山田耕平(共産)
Q1:はい
Q2:反対  住民の合意の無いまま、計画を強行しているから。又、計画そのものに道理が無いから。
Q3:ある  各種会議やイベント
Q4:反対
Q5:都市部において大規模な特養ホーム整備にこだわる必要性はない。今後、廃止決定された国家公務員宿舎(2000㎡以上)が区内の各所にあり、特養ホーム整備用地として活用すれば、財産交換などを行なわなくても特養ホームは整備できる。
★ヒラヤマアキラ(無)
Q1:はい
Q2:賛成  少子高齢化社会に向けて、今から準備をしておかなければならない事案です。5年先、10年先に財産交換してよかったと思われる様にしたいと思います。
Q3:ない
Q4:やむをえない  子供達の適応能力は凄いものと思います。私はそう信じています。
Q5:今後、必要な検討事項(皆様が望む意見)と区とのすりあわせを充分に行い、お互い納得のいく解決策、着地点を見つけられればと思います。皆様のご活躍が結実することを祈願しております。
★横田政直(元気)
Q1:はい
Q2:反対  区民に対して丁寧な説明をすることなく強引に進める区の方針に反対です。
Q3:ある  様々な勉強会等で利用しました。また、5階の社会福祉協議会には福祉なんでも相談を希望する区民に同行したり、ボランティア関係で伺います。
Q4:反対  覚書8条2項の規定がありますが、杉並区は東京国税局と徹底した協議をすべきです。
Q5:先日の一般質問及び予算特別委員会で質問しましたが、杉並区は来年の第1回定例会で、杉並区議会にあんさんぶる荻窪荻窪税務署等跡地の財産交換について提案し、議会の議決を経る予定といった趣旨の答弁をしていました。現状、自民党公明党民主党などの大会派は、区長提出議案の全てに賛成していますが、来年の第1回定例会でも、未だ選挙が行なわれる前から全て賛成することを前提に予算編成するというのは議会軽視も甚だしいと思います。真正面から議論すべきです。
★杉並区議会自由民主党
Q1:はい
Q2:賛成  少子高齢化、人口減少社会の本格到来を間近に控え、また特別養護老人ホーム等の需要が増し、社会状況が大きく変わろうとする中で公共施設の再編確保は避けられず、総合的に判断し、賛成します。
Q3:ある  会議室
Q4:やむをえない
Q5:区議会会派杉並区議会自由民主党として、ご回答申し上げます。富本卓、大熊昌巳、脇坂たつや、大和田伸、今井ひろし、浅井くにお、吉田あい、はなし俊郎、井口かづ子、斉藤常男、小泉やすお
 
≪回答のなかった立候補予定者≫
土田三盛(杉考)、木村ようこ(維新)、川人あつお(維新)、いおはら里香(幸福)、山本ひろこ(公明)、横山えみ(公明)、川原口ひろゆき(公明)、島田としみつ(公明)、渡辺ふじお(公明)、北あきのり(公明)、おおつき城一(公明)、中村やすひろ(公明)、栗林ひさゆき(次世)、小林ゆみ(次世)、市来とも子(社民)、大泉やすまさ(自民)、庄司たまお(自民)、井原太一(自民)、田中ゆうたろう(自民)、(自民)、藤本なおや(自民) 、杉山安治(みど)、増田裕一(民主)、山本あけみ(民主)、山下かずあき(民主)、小川宗次郎(民主)、井場荘吉(無)、木梨もりよし(無)、きつか和人(無)、安斉あきら(無)、けしば誠一(無)、佐藤けんご(無)、岩田いくま(無)、上野エリカ(無)、松浦芳子(無)、佐々木浩(無)
 
≪選管届け出住所に公開質問状の届かなかった候補≫
河津りえ子(民主)、木村ひかる(無)
 
※名前のあとの( )内は党派略称です。正式の党派名は下記のとおり。
共産=日本共産党、元気=日本を元気にする会、自民=自由民主党、生活=生活の党と山本太郎となかまたち、みど=みどりの党、無=無所属、維新=維新の党、革新=都政を革新する会、公明=公明党、幸福=幸福実現党、次世=次世代の党、社民=社会民主党、杉ネ=杉並・生活者ネットワーク、杉考=2100年の杉並を考える会、民主=民主党

どうなる?荻窪北児童館

昨年の12/18「杉並区立桃井第二小学校校舎改築検討懇談会」で
明らかになった荻窪北児童館の行方
学童だけは桃井第二小学校へ
 当日の委員と杉並区教育委員会の学校整備課長とのやり取りでは、、桃井第二小学校(以下、桃二)に移されるのは学童保育だけで、放課後等の居場所事業が小学生のみを対象に関連事業としてわずかに行われるのみであることが明らかとなった。
 ところで、桃二の校舎建築は平成29年度と平成30年度(2018年4月~2020年3月)に渡って行なわれる予定である。しかし、平成30年度には『あんさんぶる荻窪』は荻窪税務署などとの交換によって明け渡さなくてはならないため、短くても平成30年4月から1年間は、桃二の校庭に造られる予定の仮設校舎で運営される見通し。
 
 もともと桃二の土地は、善福寺川流域にあるため軟弱地盤のうえ、高低差があって水もたまり近隣住民から苦情も頻繁に生じるそうだ。梅雨の時期や夏や台風時のゲリラ豪雨があった時に桃二の生徒も学童の子ども達も大丈夫なのだろうか?
 また、生コン注入工程になるとミキサー車が列を成すことが予想され、安全面でも環境面でも多大な危険にさらされることになりうる。桃二の生徒が居ない夏休みに合わせて行なわれる事も考えられ、保護者の就業の関係で休むことのできない学童の子ども達は、仮設校舎に終日閉じ込められかねない。このような事になれば、子供たちの心身への悪影響は計り知れない。もちろん、指導員達の連日のストレスも相当なものになるであろう。

 ここで、改めて考えなくてはならないのは、数年前に耐震工事などを行い、1億円を超える税金を投入し、あと10年以上は使えるようにした桃二をなぜ急に改築することにしたのか?だ。昨年度の初め頃に桃二は改築の候補になっていなかった。桃二より老朽化の進み、改築を必要とする小学校は何校もあるににも拘らずだ。
 つまり、何らかの理由で急遽「改築」が決まったため、生徒や子ども達が問題のある環境で毎日を過ごさなくなるのだ。

ゆうキッズは荻窪保健 センターへ、中学生以上は切り捨て!

 ところで、荻窪北児童館の利用者の中で乳幼児と母親のための「ゆうキッズ」は荻窪保健 センターへ移転させる予定。しかし、エボラ出血熱騒ぎの時に国は「疑わしい時は、まず近隣の保健所へ行くように」とマスコミなどで広報していたように、保健センター(保健所)は感染症の一番初めの窓口である。抵抗力の弱い乳幼児施設を同居させるという発想をするとは、よほど子ども達が邪魔らしい!
 そして、中学生以上の子ども達の行き場所については全く沈黙している。荻窪は進学塾も多く、通学の結節点で私立や国立に通う生徒や学生の利用者も多いというのに、である。
 そのうえ、公演が近くにない地域であるため、近隣の保育園や幼稚園などが荻窪北児童館を園庭代わりに利用している事も、杉並区の担当者達には目に入らないらしい。

 少子化で子どもを大事にしよう、とか、将来を担う世代を大切にとかは、全くの絵空事なのであろうか?杉並区の首長や杉並区の将来に関わる決定をする人達には。

第1回 杉並区立桃井第二小学校校舎改築検討懇談会会議録(要旨)
http://www.kyouiku.city.suginami.tokyo.jp/education/schoolhouse/pdf/momoidaini/01giji.pdf#search=%27%E6%9D%89%E4%B8%A6%E5%8C%BA%E7%AB%8B%E6%A1%83%E4%BA%95%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%A0%A1%E8%88%8E%E6%94%B9%E7%AF%89%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E6%87%87%E8%AB%87%E4%BC%9A+%E8%AD%B0%E4%BA%8B%E9%8C%B2%27

あんさんぶる荻窪×荻窪税務署の交換に関する覚書

あんさんぶる荻窪荻窪税務署の交換について、杉並区長と財務省側は7月に覚書を交わしています。
この覚書から明らかなことは、「このだんどりで協議を進めていく」という段階であって交換はまだ確定していないことです。

(以下覚書全文)
覚 書                             
  国 関東財務局(以下「甲」という。)、国 東京国税局(以下「乙」という。)及び杉並区(以下「丙」という。)は、第3条第1項各号に掲げる財産に係る交換契約について、次のとおり覚書を締結する。

(基本方針)
第1条 甲、乙及び丙は、第3条第1項各号に掲げる財産の交換契約締結に向け、互いに協議し、協力することを確認する。
  2 第3条第1項第2号に掲げる「あんさんぶる荻窪」に移転する、乙の「荻窪税務署」の円滑な移転に向け、互いに協議し、協力することを確認する。
  3 第3条第1項第1号に掲げる財産のうち、丙が交換契約締結前に建設する施設の円滑な施行に向け、互いに協議し、協力することを確認する。

(交換に向けた調査)
第2条 丙は、本覚書の締結以降、甲及び乙が荻窪税務署の移転に係る必要な手続を行うため、「あんさんぶる荻窪」に関する調査(当該建物及び敷地への立入りを含む。)を行うことを了承し、協力する。
2 甲及び乙は、本覚書の締結以降、丙が施設の建設に係る必要な手続を行うため、「荻窪税務署」及び「国家公務員宿舎跡地」に関する調査(当該建物及び敷地への立入りを含む。)を行うことを了承し、協力する。

(交換予定物件)
 第3条 交換を予定する物件は、次のとおりとする。(詳細は別紙のとおり。)
 (1) 甲が交換を予定する物件(以下「渡財産」という。)
名 称  「荻窪税務署」及び「国家公務員宿舎跡地」
所在地  東京都杉並区天沼三丁目190番1 外
  (2) 丙が交換を予定する物件(以下「受財産」という。)
名 称  「あんさんぶる荻窪
所在地  東京都杉並区荻窪五丁目168番1 外
 2 交換契約締結時において渡財産と受財産の評価額の差額が見込まれる場合には、甲、乙及び丙が協議し、対応を決定するものとする。

(交換契約の締結)
第4条 本件の交換契約締結は、平成30年度を目途に行うものとし、交換契約締結日は甲丙協議のうえ決定するものとする。

(所有権の移転)
第5条 交換財産の所有権は、交換契約締結時にそれぞれ移転するものとする。

(交換財産の貸付)
第6条 甲は、渡財産のうち交換契約締結前に丙が施設を建設するために必要な範囲(以下「貸付財産」という。)について、この覚書締結後、別に定める日から所有権移転の日の前日までの間、丙に有償で貸付けるものとする。
この場合において、貸付財産の範囲は、別に甲、乙及び丙において協議の上定めるものとする。
2 甲は、貸付財産において、丙が施設を建設するための土地の改変について許可するものとし、丙は建築工事の施工にあたっては、あらかじめ甲及び乙と協議するものとする。
3 丙は、交換契約締結後に丙の所有となる荻窪税務署について、その機能があんさんぶる荻窪に移転するまでの間、乙に有償で貸付けるものとする。
この場合において、乙が借り受ける財産の範囲は、別に乙及び丙において協議の上定めるものとする。
4 甲は、交換契約締結後に甲の所有となるあんさんぶる荻窪について、その機能が貸付財産に丙が建設する施設に移転するまでの間、丙に有償で貸付けるものとする。

(物件の引渡し)
第7条 渡財産の引渡しは、次のとおりとする。
(1) 甲は、貸付財産を貸付期間の初日に丙に引き渡しするものとする。
なお、渡財産上の「国家公務員宿舎跡地」の建物については、甲が平成27年度末までに解体するものとする。
(2) 前号の貸付財産を除く土地及び「荻窪税務署」の建物については、荻窪税務署の機能が「あんさんぶる荻窪」に移転した後、現状で引き渡しするものとする。ただし、具体的な引渡条件について、乙及び丙により事前に協議を行うものとする。
 2 受財産については、あんさんぶる荻窪の機能が貸付財産に丙が建設する施設に移転した後、現状で引き渡しするものとする。ただし、具体的な引渡条件について、乙及び丙により事前に協議を行うものとする。

(使用許可)
第8条 乙は、受財産の「あんさんぶる荻窪」の地下1階に所在する荻窪南第二自転車駐車場について、引き続き丙が自転車駐車場として使用することを認め、丙に有償により使用許可するものとする。
なお、使用許可の範囲等は、乙及び丙で協議するものとする。
2 丙は、前項の自転車駐車場以外に受財産の一部の使用許可を受けようとする場合には、あらかじめ乙と協議するものとする。

(その他)
第9条 本覚書に定めのない事項については、今後、甲、乙及び丙が協議して、その取扱いを決定するものとする。

2 本覚書事項の定めについて疑義が生じた場合又は本覚書事項により難い特段の事情が生じた場合には、その都度、甲、乙及び丙が協議して、その取扱いを決定するものとする。

この覚書締結の証として、本書3通を作成し、甲、乙、丙記名押印のうえ、各自1通を保有する。

平成26年7月9日

甲(国 関東財務局)
東京都文京区湯島4丁目6番15号
関東財務局東京財務事務所長 鞆田 周一(印)
乙(国 東京国税局)
東京都千代田区大手町1-3-3
東京国税局長 藤田 利彦(印)
丙(杉並区)
杉並区阿佐谷南1-15-1
杉並区長 田中 良(印)

別紙
第3条 交換を予定する財産は、次のとおりとする。
(1)甲が交換を予定する物件(以下「渡財産」という。)
所在地                    区分   数量    
名称:「荻窪税務署」、「天沼第2宿舎跡地」、
    「荻窪寮跡地」
①東京都杉並区天沼三丁目190-7        土地   3,149.42㎡
②東京都杉並区天沼三丁目190-1        土地   3,182.48㎡
土地合計                              6,331.90㎡
③東京都杉並区天沼三丁目190-7        建物   2,061.96㎡
(2)丙が交換を予定する物件(以下「受財産」という。)
所在地                    区分   数量    
名称:「あんさんぶる荻窪」 
①東京都杉並区荻窪五丁目168-1        土地    897.24㎡
②東京都杉並区荻窪五丁目169-1        土地    874.21㎡
土地合計                              1,771.45㎡
                                  実測(1,734.61)
③東京都杉並区荻窪五丁目15番13号      建物   6,982.87㎡

懇談会の議事要旨

大変遅くなりましたが、昨年12月7日の懇談会の議事要旨です。
財務省に持参したものを一部修正しました)
 
<懇談会議事要旨> 2014年12月7日 於 あんさんぶる荻窪
○あいさつ
●共同代表・司会 
 あんさんぶるは多目的に多数の区民に使われており、これほどいい施設はない。区民が力をあわせていい施設をつくってきた。そのことを区は考えていない。どこでどうやって交換を決めたのか不明。
 今日は、わからないことは知っている人から聞き、何ができるのか考えていく。いい方法を見つけたい。
●共同代表
 政治家が住民のことを考えていない。選挙は住民のためにある。住民のかわりに議員を選んでやっていくのが本筋。
 政治家が住民の声に真剣に答えないことは問題だ。主権がないがしろにされている。「住民自治を進める会」を作った。この会で声を上げる。
 
○経過報告
 「あんさんぶる荻窪」の交換は、住民に対して十分説明されていない。説明会もあったが、区は聞く耳をもたない。
 国の大きな問題がいろいろあるが、一施設のことを大切にせずに全体もよくならないという思いから「一本の苗木を大切に」という言葉を考えた。
 区長に面談を申し込み、秘書課は調整してくれたが区長が断った。「100%反対の人には会わない」という。区長に対しては声明を文書で提出した。
 
○「あんさんぶる荻窪」交換計画についての説明
平成27年 公務員住宅を解体
平成28~29年 公務員住宅跡地に新庁舎を建設(福祉事務所、消費者センターなど)
平成30年 あんさんぶるから新庁舎に福祉事務所などが移転。
      あんさんぶるを改修、税務署が移転
      税務署を解体
平成32~33年ごろ 税務署跡地に特別養護老人ホームを建設
・交換については28年3月の区議会で議決することになっており、まだ決定されていない。
・あんさんぶるから新庁舎に移転するのは、今のところ、福祉事務所、消費者センター、就労支援センター、社会福祉協議会とされている。
・住民が利用する会議室やフリースペースについては未定。
荻窪北児童館は廃止され、機能ごとに、学童クラブ、子どもの遊び場は桃二小学校、「ゆうキッズ」(乳幼児事業)は保健所に移転とされている。
荻窪北児童館の受け皿として、桃二小学校が全面改築となったが、29年着工、完成は早くて31年。したがって、あんさんぶる移転の時期と少なくとも1年のタイムラグが生じ、学童クラブが宙に浮いてしまうおそれがある。
 
○報告(すでに「あんさんぶる荻窪」を守る運動を行っている団体から)
●就労支援センターが移転してくることになり、環境情報館がリサイクルひろば高井戸へ移転することになった(12/19開所)。
 昨年11月にあんさんぶるの交換が発表されたが、追及する人がいない。そのため、利用者団体の中から会をつくった。
 交換はまだ決まっていないのに、決まったこととして区は進めている。地元の人でもそのことを知らない人が多い。「決まってしまったのでしょ?」という人が多い。皆、喜んで賛成しているわけではない。今回、声明として声を上げた。区は考え直してほしい。
 区は「特養を建てるため」といっているが、国側は、「区長が、まちづくりのためにと申し入れてきた。特養とは聞いていない。」
●議会に「あんさんぶるを機能もそのまま存続してほしい」という陳情署名を提出した。1106名分を提出ずみ。毎週水曜日に区役所前で(昼休み)区民集会(これまで14回)。次回は12/10 12~1時。区職労との話し合いも行った。(20名以上参加)。
●3Fフリースペースのことで活動している。あんさんぶるがなくなると、ボランティアセンターは、新庁舎に入ると説明はあったが、フリースペースはできるのかどうか不明。
 ボラセンが阿佐谷から移転してきたときフリースペースについてたずねると「おさかなテーブル(3F)があるので大丈夫」と説明された。
 天沼の新しい施設にはフリースペースがつくられるのか? パブコメの回答では「桃二小に集会室をもうける」とあり、フリースペースができるかはわからない。
行政の中にフリースペースの概念がない。フリースペースこそがとても大事。地方自治は民主主義の学校というが、地方自治(住民自治)が中学校だとすると、住民活動(NPO、社会活動に趣味の活動も入る)は小学校。最初の一歩は無料で使えるフリースペースがあること。
 
○意見交換
●現在、「荻窪まちづくり会議」が行われており、いろいろな問題が出てきている。田中区長は初当選時(平成22年)「荻窪西荻の開発」を公約した。
 荻窪西口のビル(バッティングセンター、ゆーとぴあ)の改築に併せて荻窪駅西口デッキを拡張する案がある。また、日の出街、東信閣、駐車場なども開発されるとのウワサもある。
 荻窪発展協議会に対して区長から、8月末ごろ、荻窪駅高架化はできない、インテグラルタワー側デッキもできないと伝達されているので、残る西口開発が濃厚に。
 「次世代構想」といって、地元の有力不動産、建築会社が代替わりし、ルミネ、タウンセブンを改築する25年後ごろの荻窪開発構想があるようだ。
 線路の上にデッキをつくり、白山通りから緊急車両を通し、南口のすずらん通りまで流す、と言っている人までいる。
 あんさんぶると開発の関係だが、あんさんぶるが国の施設になることで、目の前の道路=補助131号線を両面通行化(現在は一方通行)。そして、西口のビルの地下駐車場をつくり、131号線から入ることを計画しているのではないか。
●なぜあんさんぶるを交換するのか、はっきりしない。開発の有力なコマとして使いたいらしいが…。私は荻窪南口の住民として、131号線の両面通行が最も危険だと思い、心配している。
 荻窪まちづくり会議で「西口デッキ」や「南北問題」が話題になっている。そのなかで、住民は静かな環境を守りたい。発展協は、商業等さかんにしたいと考え意見が対立する。
 荻窪北児童館に関して桃二小の中で反対の声は上がらないのかと思うが、桃二は中学受験をする子が多く、内申を考えると声を上げにくい。また、古くから住んでいる人は地域の関係があり、難しいといわれる。
荻窪北保育園は民間委託で運営されている。園庭がない。近所には保育室がたくさん作られているが、どこも園庭がなく、荻北児童館を利用している。児童館がなくなるとその子たちの行く場がなくなる。
 保健センターに「ゆうキッズ」を移転するというが、スペースもなく、本来の業務とも違っており、保健所職員もムリだと言っている。
●「今の区長はいつまでやるんだろう…?」と感じている。地元を愛しているというがどうなのだろうか。職員はあんさんぶるの目的等わかっているはずで、内心反対ではないか。
 この場所は地盤が弱く、公共施設を立てるべき土地ではない。あんさんぶるを建てるときに「脆弱」「危険」と新聞で叩かれた。もとはといえば木造家屋があった場所。
 今の建物の大きさ、重さが精いっぱいで税務署はムリではないか。いまと違って大量の書類が来る。補強する必要もある。線路の振動もある。
●あんさんぶるのことを知らない人がほとんど。知らせる方法を考えなくては。この前区長が当選、大勝したのは、皆が知らないから。
●区長に会ったが、あんさんぶるのことは「決まったこと」の一点張り。
 税務署と交換しても、国がいつまで保有するかもわからない。
●児童館が廃止されれば子どもの命にかかわる問題だ。マスコミなどを利用すればよいのでは。
以 上

財務省へいきました

あんさんぶる荻窪荻窪税務署の交換をもう一度考え直してほしい…という要望書をもって、会の代表者3名が財務省をたずねました。
財務省の担当者は「区民に対しては当然区が説明しているものと思っている」といいますが、実態はそうではなく、交換に関する説明会は開かれていないし、多くの区民が交換そのものを知らされていないということを訴えました。この交換の話は、杉並区のほうから発案したことだそうで、国のほうとしては受け身の立場のようで、財務省側は「杉並区に対して必ず伝えます」と言ってくれました。
 
(以下要望書の内容)
関東財務局局長殿
関東財務局東京財務事務所所長殿
 
 日頃は大変お世話になっております。
 さて、財務省におかれましては、杉並区に所在する荻窪税務署と杉並区の施設「あんさんぶる荻窪」の財産交換にむけ区との調整を進めておられるとうかがっています。
 この財産交換については、区民の多くが意見募集等において慎重意見を表明しております。また、地域のいくつもの団体が、交換を見直すようにと区に対して意見を提出しております。
私たち区民はこの事業について決して納得していません。
さらにいえば、この事業に関する説明会はいまだ行われておらず、利用者や地元住民の大多数が知らないままに事業が進められていることも大変問題です。このような状況に鑑み、私たちは、このたび別紙のような声明を発表いたしました。関連する資料を下記のように提出いたしますので、ご検討いただければと存じます。
 貴職におかれましては、上記のような事情を把握していただき、荻窪税務署と「あんさんぶる荻窪」の財産交換をもう一度見直されるよう要望いたします。
添付資料
○杉並区長あて要望書
○声明「一本の苗木を大切に育てたい」
○声明よびかけ人・賛同人一覧
○懇談会議事要旨